当院のMRIについて
内覧会を1週間後に控え、予約システムも稼働しました。最近、当院のMRIに対するお問い合わせを多数いただいておりますので、
少しまとめさせていただきます。
MRIについて
当院にはFujifilm社製の最新鋭MRIが導入されています。MRIの画質・診断能力は、磁石の強さによって変化します。この磁石に超電導磁石を使用しているMRIは、1.5テスラ以上の強い磁界を発生させることができます。一方で、クリニックでは、永久磁石で0.6テスラ程度の磁界を発生させ、検査を行うMRIを導入している場合があります。通常、診断という点では後者でもかなりの能力を発揮しますが、ノイズや信号の強度などは1.5テスラが勝るため、病院などの大きな施設では1.5テスラMRIが標準的です。検査では1.5テスラMRIはトンネルにはいるような形、永久磁石のMRIはハンバーガーのパンにはさまれるような形となります。MRIは放射線被ばくがありませんので、将来の発がんリスクが上がることはないとされています。
検査中の閉塞感は後者のほうが少ないとされています。当院は、性能を優先し、トンネル型を採用しているため、閉所恐怖症の方にはややご負担をかけるかもしれません。当院にお越しいただき、もし閉所恐怖症でどうしても、難しい場合には、阪急電車で豊中駅から20分程度で行っていただけるオープンMRI導入の医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。
当日MRIについて
頭部MRIについては朝9時以降に順次稼働を開始します。診察または問診後、MRIをオーダーし、受付順に撮影を開始します。検査終了後は、画像結果が出ましたら、再度診察室にお戻りいただき当日中の結果説明を行います。検査時間がかかりますため、当日MRI(結果説明含む)の最終受付は原則18時とさせていただいております、ご了承ください。
ご負担について
MRIの診療報酬は撮影1330点、診断料450点、電子画像管理加算120点が基準になります。他に、初再診料、状況による加算点数などが加わりますため、MRIの検査を行った場合の自己負担額は3割負担で6000円~9000円程度、1割負担で2000~3000円程度が目安になります。すべて国が定めた医科診療報酬点数に基づいて計算されますが、施設基準や受診時間、年齢などにより医療機関ごとに若干算定結果は異なる場合があります。
自費診療となる脳ドックの場合は、保険診療の点数を参考に、当院では22000円~とさせていただいております。コースにより異なりますので別ページをご参照ください。
閉所恐怖症の方へ
前述のとおり、当院は画質・診断能力を優先したMRIを導入しております。そのため、トンネルに入るに必要があります。しかしながら、当院では以下の範囲内ですが、できるだけの配慮を行います。
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① open coil の使用 |
トンネルに入る際に、顔の前にカバーを取り付ける施設が多いのですが、当院ではそのデザインが開放的なものを使用できます。 *オープンMRIではないので、ご注意ください。 |
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| ② 映像システムの利用 | MRIのトンネル内で、空や海などの開放感のある画像を投影することができます。これによりトンネル特有の閉塞感が減り、撮影できる方もいらっしゃいます |
| ➂ 内服 | 軽い抗不安薬などを内服してしばらくしてから撮影します(院外薬局にて処方となります)。 |
| ④ 高速撮影 | ご病状によりますが、撮影条件などを調整し、5分程度の撮影時間まで短くすることができます。診断精度にはまったく問題のない範囲での画質・取得画像を調整します。 |
音について
当院ではMRI室の防音性能を通常より大きく高めた施工にしています(ピアノの防音室と同様です)。院内の診察室や待合への音漏れは、撮影中でなければほとんど気になりません。しかしながら患者様の撮影中には、それでも多少の音が発生しています。
MRI室内は大きな音が発生しますので、耳栓をつけていただきます。それでも大きな音が苦手という方はおっしゃっていただきましたら、できるだけ音を低減した撮影条件の調整を行います。診断精度にはまったく問題のない範囲での調整ですので、ご安心ください。
鎮静(麻酔)について
MRI中に、鎮静(麻酔)を希望される方もいらっしゃると思いますが、当院では安全管理上の理由から静脈麻酔及び小児の内服での鎮静は行っていません。麻酔薬により、吐き気が出て、嘔吐した場合に、誤嚥や気道閉塞が起こり、呼吸や血圧などに影響することが時々あります。通常、生体情報モニターや気道確保処置を行えば大きな問題が生じないのですが、MRIの検査室内には強力な磁場が発生しているため、通常の医療機器や機材を持ち込むことができません。そのため、対応が遅れ、命に係わる事象が発生していることが報告されています。また、小児のお子さんでは、トリクロールシロップなどの内服での麻酔で撮影することについても、学会の提言に準拠し、当クリニックでは施行しておりません。学会で提言されておりますとおり、薬に頼らないで施行できる場合もありますのでご相談ください(その場合には、即日のMRIは難しいことがあります)。また高速撮影などで対応できる場合もありますし、提携の大病院で麻酔下での検査をご紹介する必要があると判断する場合もあります。患者様の状態に応じて個別に考えさせていただきますので、気軽に受診いただきご相談ください。
撮影時間について
MRIはシーケンスと呼ばれるさまざまな条件で画像を取得しています。それぞれのシーケンスごとに数分程度の時間がかかるため、通常全体として15-20分程度が一般的です。当院導入のMRIでは、頭部の標準的なシーケンスの組み合わせであれば最短約5分程度で診断精度を全く落とすことなく撮影することができます(脳梗塞や脳血管の評価ももちろん含めて)。ただ、全例に短時間での撮影を行っているわけではなく、患者さんの状態・症状から疑われる病状によってシーケンスを使い分けています。平均的には10-15分程度とお考え下さい。経験豊富な放射線技師と医師が疎通を図りながら、患者さんに必要以上に待ち時間やMRIのトンネル内での苦痛な時間を増やさないようにしています。検査ごとに数分程度長くなったり短くなったりすることがありますが、取得した画像の結果や状態によりシーケンスを加えたり、条件を変えたりしているためですのでご安心ください。なお、長い時間の撮影がどうしても困難な場合には、遠慮なくいってください(長い撮影でしんどくなって無理をすると、体動が出て、かえって画質が悪化し、診断精度が低下する場合があるためご協力ください)。
