めまいがする
「急に天井がぐるぐる回る」「ふわふわして足元が地についていない感じがする」といった症状は、日常生活において非常に不安を感じるものです。めまいは単なる疲れや寝不足、耳の異常からくるものも多いですが、中には脳の重大な病気のサインである場合も少なくありません。豊中駅前にある当院では、このような不安を抱える方に対し、性能の高いMRIを用いた即日検査体制を整えております。
豊中市本町にお住まいの方はもちろん、梅田からも急行で12分とアクセスが良いため、お仕事帰りや週末にも多くの患者さんにご来院いただいています。私たちは、脳神経外科と脳神経内科の両面からめまいの原因を精査し、お一人おひとりに適した診断と治療を提供することを目指しています。
重大な病気を見逃さないためには、早期の正確な診断が何よりも大切です。もし、少しでも「いつものめまいと違う」と感じたり、症状が繰り返されたりする場合は、我慢せずに私たち「ばんば脳神経外科クリニック」へご相談ください。土曜日や日曜日も診療を行っており、お忙しい方でも受診しやすい環境を整えてお待ちしております。
めまいがする原因
めまいが起こるメカニズムは複雑であり、身体のバランスを保つ機能がどこかで障害されることで発生します。原因は大きく分けて、耳の異常、脳の異常、そして自律神経や血圧の乱れなどが考えられます。当院では、これらの中から特に命に関わる脳の異常を迅速に見極めることを重視しています。
耳の異常(末梢性めまい)
耳の奥にある「内耳」は、身体のバランスを司る三半規管などのセンサーがあります。ここに異常が起きると、強い回転性のめまいが生じることがあります。
- 内耳にあるリンパ液のバランスが崩れること・・メニエール病など
- 耳石(じせき)と呼ばれる小さな粒が三半規管に入り込むこと・・良性発作性頭位めまい症
- ウイルス感染などによる前庭神経の炎症・・前庭神経炎
脳の異常(中枢性めまい)
脳、特に「小脳」や「脳幹」といった場所は、身体の平衡感覚を統合する中枢です。ここに障害が起きると、ふわふわした浮動性のめまいや、激しい回転性のめまいが起こります。
脳が原因のめまいは、命に関わる緊急事態である可能性があります。当院では即日MRI検査を行うことで、これらの異常を早期に発見する体制を整えています。詳しい検査については「脳ドック」のページもご覧ください。
全身疾患や生活習慣によるもの
脳や耳に直接的な異常がなくても、身体全体のバランスが崩れることでめまいが起こることがあります。
- 急激な血圧の変化や低血圧・・起立性低血圧(立ちくらみ)
- 自律神経の乱れによる血流の悪化
- 首の骨(頸椎)の異常による神経圧迫・・頸性めまい
首の異常に関しては、当院の「頸椎・腰椎疾患」のページで詳しく解説しています。
めまいがすることによって引き起こされる病気
「めまいがする」という症状の裏には、放置すると危険な病気が隠れていることがあります。それぞれの病気によって特徴が異なるため、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
特定の方向に頭を動かしたときに、数十秒程度の激しい回転性のめまいが起こる病気です。
耳の中の耳石が剥がれ落ち、三半規管の中を動き回ることでセンサーが誤作動を起こします。めまいの原因の中で最も頻度が高いものの一つですが、適切な処置で改善が期待できます。
脳梗塞・脳出血
脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)することで、脳の機能が損なわれる病気です。
小脳や脳幹に障害が起きると、強いめまいに加えて、ろれつが回らない、手に力が入らない、物が二重に見えるといった症状を伴うことがあります。これらは一刻を争う病気です。詳細は「脳梗塞」のページや「脳出血」のページを確認してください。
椎骨脳底動脈血流不全
脳の後ろ側へ血液を送る血管(椎骨動脈)の流れが悪くなり、脳幹や小脳に一時的に血液が足りなくなる状態です。
首を回したときや、特定の姿勢をとったときに一時的にふらつきやめまいが起こります。これは脳梗塞の前触れである場合もあり、注意深い観察が必要です。
メニエール病
激しい回転性のめまいに加え、難聴、耳鳴り、耳が詰まった感じ(耳閉感)を伴うのが特徴です。
内耳のリンパ液が増えすぎる「内リンパ水腫」が原因とされています。症状が繰り返されることが多く、放置すると聴力の低下が進んでしまうリスクがあるため、早期の治療が必要です。
めまいがする時の処置や治療法
当院では、めまいの原因を特定した上で、それぞれの病態に合わせた最適な治療法を選択します。
精密検査による診断
まずは、何よりも「脳に異常がないか」を確認することが先決です。当院では以下の検査を組み合わせて診断を行います。
- MRI検査・・脳の血管や組織の状態を高精細に画像化し、脳梗塞や腫瘍などの有無を確認します。
- 重心動揺検査・・身体のふらつきを数値化し、平衡機能の障害の程度を調べます。
- 超音波検査(頸動脈エコー)・・脳へ送る血液の通り道である首の血管に詰まりがないかを確認します。
- 血液検査・・貧血や炎症、自律神経に関連するホルモンの異常などがないかを確認します。
薬物療法
症状の緩和や原因の治療のために、お薬を処方することがあります。
- めまい止め(抗めまい薬)・・内耳や脳の血流を改善し、めまい感を抑えます。
- 吐き気止め・・めまいに伴う不快な吐き気を和らげます。
- 循環改善薬・・脳や耳への血流をスムーズにします。
- 浸透圧利尿剤・・メニエール病などの内リンパ水腫を改善するために使用します。
理学療法・生活指導
良性発作性頭位めまい症などの場合は、頭の位置を特定の順序で動かす「耳石置換法」というリハビリテーションが非常に有効です。
また、ストレスや睡眠不足がめまいを引き起こす要因となることも多いため、自律神経を整えるための生活アドバイスも行っています。適度な運動や休息、水分摂取のコントロールなどが、めまいの再発防止につながります。
めまいがすることについてのよくある質問
Q1.めまいがしたら何科を受診すればよいですか?
A1.激しい吐き気や、手足のしびれ、ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、まず脳神経外科の受診を強くお勧めします。脳の異常がないことを確認した上で、耳の専門的な治療が必要な場合は適切な医療機関をご紹介いたします。
Q2.MRI検査はその日のうちに受けられますか?
A2.はい、当院では即日MRI検査が可能な体制を整えています。予約状況にもよりますが、めまいという不安な症状を抱えた患者さんをお待たせしないよう、迅速な対応を心がけております。豊中駅徒歩3分の立地ですので、お気軽にお立ち寄りください。
Q3.めまいはストレスが原因のこともありますか?
A3.ストレスによって自律神経が乱れると、血圧のコントロールが不安定になり、めまいを感じることがあります。しかし、ストレスのせいだと思い込んで重大な脳の病気を見逃してしまうのが一番のリスクです。まずは検査で異常がないことを確認し、その上で心身のケアを考えていくことが大切です。
Q4.高齢者がふらつくのは加齢のせいでしょうか?
A4.加齢によりバランス能力が低下することはありますが、慢性硬膜下血腫や脳梗塞などの病気が隠れていることもあります。特に転倒して頭を打った後にふらつきが出る場合は注意が必要です。「慢性硬膜下血腫」のページもご参照ください。
院長より
めまいは、ご本人にしかわからない辛さや不安が非常に強い症状です。当院では、患者さんの「ふらふらする」「ぐるぐる回る」といった言葉を大切に受け止め、丁寧な診断を行うことをモットーとしています。
私は日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医・指導医、そして日本脳神経血管内治療学会専門医として、長年多くの脳疾患の診療に携わってきました。めまいの診断において最も重要なのは、背後に隠れている脳の病気を見逃さないことです。
ばんば脳神経外科クリニックでは、最新の画像解析技術を導入したMRIや、ふらつきを客観的に捉える重心動揺検査などを駆使し、迅速に診断を下します。大阪府豊中市の地域の皆様にとって、いつでも安心して相談できる「脳の相談窓口」でありたいと考えています。
土曜日は19時まで、日曜日の午前中も診療を行っているのは、働く世代や子育て世代の方々にも、異変を感じた時にすぐ足を運んでいただきたいからです。めまいくらいで受診するのは大げさだと思わずに、ぜひ早めにご相談ください。私たちが誠心誠意、サポートさせていただきます。
