メニュー

脳梗塞

脳梗塞は、脳を養う血管が詰まることで脳の組織が死んでしまう恐ろしい病気です。発症すると、一刻も早い治療が必要であり、その後の生活の質に大きく影響します。大阪府豊中市の「豊中駅前 ばんば脳神経外科クリニック」では、脳梗塞の早期発見と再発予防に全力を尽くしています。当院は豊中駅徒歩3分という立地にあり、梅田からも急行で12分とアクセスが良く、提携駐車場も完備しております。急な異変を感じた際、私たちは高度な画像解析技術を備えたMRI装置を用いて即日のMRI検査を行う体制を整えています。日本脳卒中学会の専門医・指導医としての経験を活かし、患者さん一人ひとりの状態に合わせた適切な診断と治療方針を提案いたします。手足の違和感や言葉の出にくさを感じたら、迷わず当院へご相談ください。

脳梗塞の症状について

脳梗塞の症状は、脳のどの部分の血流が途絶えたかによって多岐にわたりますが、共通しているのは「急激に起こる」という点です。私たちは、代表的な症状を覚えるための合言葉として「FAST(ファスト)」を推奨しています。これは、顔の麻痺、腕の脱力、言葉の障害、そして発症時刻の確認を意味する頭文字です。以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。

運動機能と感覚の異常

  • 片側の顔がゆがんだり、口角が下がったりする。
  • 片方の腕や足に力が入らなくなり、持ち上げることができない。
  • 手足や顔の片側にしびれや感覚の鈍さを感じる。

これらの症状は、体の左右どちらか一方だけに起こるのが大きな特徴です。両手両足が同時に動かなくなるケースは、脳梗塞では比較的珍しいパターンと言えます。

手足の動きに不安を感じる方は「手や足が動かしにくい」のページを、しびれが気になる方は「手や足がしびれる」のページも参照してください。

言葉と視覚の障害

  • ろれつが回らなくなり、相手に言葉がうまく伝わらない。
  • 言葉を理解できなくなったり、言いたい言葉が出てこなかったりする。
  • 急に片方の目が見えなくなったり、視野の半分が欠けたりする。
  • 物が二重に見える、または激しいめまいで真っ直ぐ歩けない。

特に言葉の障害は周囲の人からも気づかれやすいサインです。少しでも異変を感じたら、様子を見るのではなく早急な対応が求められます。

話しにくさについては「しゃべりにくい」のページで詳しく解説しています。

一過性脳虚血発作(TIA)という警告

脳梗塞の本震が起こる前に「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ばれる前触れが現れることがあります。これは、一時的に血管が詰まりかけたものの、短時間で血流が再開し、症状が消えてしまう状態です。症状が消えたからと安心するのは非常に危険です。TIAは数日以内に本格的な脳梗塞を起こすリスクが極めて高いため、当院ではこれを緊急事態と捉え、速やかな精密検査をお勧めしています。

脳梗塞の原因について

脳梗塞の根本的な原因の多くは動脈硬化です。血管の壁が厚く硬くなり、内側が狭くなることで血液が通りにくくなります。ここに血栓(血の塊)が詰まることで発症します。動脈硬化を進行させる要因、いわゆるリスク因子(病気になる可能性を高める要素)を管理することが、脳梗塞予防の第一歩となります。

生活習慣病の影響

  • 高血圧・・血管に常に強い圧力がかかることで血管壁が傷つき、硬くなります。
  • 糖尿病・・高血糖状態が続くと全身の細い血管がダメージを受け、血栓ができやすくなります。
  • 脂質異常症・・血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、血管の壁にドロドロとした塊が沈着します。
  • 喫煙・・血管を収縮させ、動脈硬化を急速に加速させる最大の要因の一つです。

これらの生活習慣病は自覚症状がないまま進行するため、日頃からの健康管理が重要です。当院では「健診のご案内」を通じて、これらのリスク因子の早期発見に努めています。

心臓の病気と不整脈

心臓の中にできた血栓が血流に乗って脳まで運ばれ、太い血管を塞いでしまうタイプがあります。これを防ぐためには、心房細動などの不整脈の管理が欠かせません。心臓のリズムが乱れると血液がよどみ、心臓内に血栓ができやすくなるためです。心臓に持病がある方は、定期的な心電図検査や血圧のチェックが必要です。

脳梗塞の病気の種類について

脳梗塞は、その原因や詰まり方によって主に3つのタイプに分類されます。タイプによって治療方針や予防方法が異なるため、MRIなどの検査で正しく診断することが不可欠です。

ラクナ梗塞

脳の深い部分にある非常に細い血管が詰まるタイプです。主に高血圧が原因で起こります。症状は比較的軽いことが多いですが、繰り返し発症することで認知症や歩行障害の原因になることもあります。

物忘れなどの症状が気になる方は「認知症」のページも併せてご覧ください。

アテローム血栓性脳梗塞

脳の太い血管や頸動脈(首の血管)の動脈硬化が原因で起こるタイプです。血管壁に溜まったコレステロールの塊が剥がれたり、そこが狭くなって血流が滞ったりすることで発症します。生活習慣病の関与が非常に強いのが特徴です。

心原性脳塞栓症

心臓の中にできた大きな血栓が脳に飛んでくるタイプです。心房細動などの不整脈が原因であることが多く、前触れもなく突然発症し、広い範囲の脳細胞が死滅するため重症化しやすい傾向があります。予後(病気のその後の経過や見通し)が厳しいケースも多く、迅速な救急処置が必要です。

脳梗塞の治療法について

脳梗塞の治療は「急性期治療」と「再発予防(慢性期治療)」に大きく分けられます。当院ではクリニックとして、早期発見のための検査と、安定期における徹底した再発予防に力を入れています。

急性期における高度な治療

発症から数時間以内であれば、血栓を溶かす薬(t-PA)の投与や、カテーテルを用いて血栓を直接取り出す血管内治療が検討されます。これらは設備の整った専門病院で行われる治療ですが、適切なタイミングで繋げるためには、当院のようなクリニックでの迅速な初期判断が極めて重要です。

お薬による治療(抗血栓療法)

一度脳梗塞を起こした方は、再発を防ぐために血液を固まりにくくするお薬を継続して服用します。

  • 抗血小板薬・・主にラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞の再発防止に用いられます。
  • 抗凝固薬・・心臓に原因がある場合の血栓予防に非常に有効です。

これらのお薬は、ただ飲むだけでなく、副作用や飲み合わせを慎重に管理しながら継続することが大切です。当院では患者さんのライフスタイルに合わせたお薬の調整を行っています。

頸動脈狭窄に対するアプローチ

首の血管(頸動脈)が狭くなっている場合、それが将来の脳梗塞の大きなリスクとなります。当院では頸動脈超音波(エコー)検査を行い、血管の内側の状態を詳しく確認します。狭窄が強い場合には、専門病院と連携して外科的な手術(内膜剥離術)やステント留置術をご案内することもあります。

リハビリテーションと生活改善

脳梗塞によって低下した機能を回復させるためにはリハビリテーションが欠かせません。また、再発を防ぐためには、減塩、適度な運動、禁煙といった生活習慣の改善が必須です。私たちは、お薬の処方だけでなく、日々の生活の中での注意点についても、患者さんに寄り添ってアドバイスいたします。

脳梗塞についてのよくある質問

Q1. 脳梗塞は一度なったら終わりなのですか?

A1. 決してそんなことはありません。適切な急性期治療を受け、その後に根気強くリハビリを続けることで、社会復帰されている方はたくさんいらっしゃいます。ただし、脳梗塞は再発しやすい病気ですので、治療後の定期的な通院と管理が非常に重要です。

Q2. 家族が脳梗塞を疑う症状を出したとき、どうすればよいですか?

A2. もし急激な麻痺や言葉の障害が見られたら、まずは迷わず救急車を呼んでください。脳梗塞は「Time is Brain(時間は脳)」と言われるほど、1分1秒の遅れが明暗を分けます。当院へお電話いただく場合も、症状の出た時間を確認してからご連絡いただけるとスムーズです。

Q3. 脳ドックで「隠れ脳梗塞」があると言われました。治療が必要ですか?

A3. 「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)」自体は、すぐにお薬による治療が始まるとは限りません。しかし、将来的に明らかな脳梗塞を起こすリスクがあるというサインです。血圧の管理や生活習慣の見直しを強化する必要があります。当院の「脳ドック」でも詳しく判定いたします。

院長より

脳梗塞は、ある日突然、患者さんやご家族の生活を一変させてしまう病気です。私は、日本脳神経外科学会専門医日本脳卒中学会専門医・指導医として、これまで多くの脳卒中患者さんの治療に携わってきました。その経験の中で痛感しているのは、早期発見と予防に勝る治療はないということです。

豊中駅前 ばんば脳神経外科クリニックでは、最新鋭のMRIと高度な画像解析技術を導入し、脳梗塞の予兆や小さな病変も見逃さないよう細心の注意を払っています。私たちは、地域の皆さんが「少し様子が変だな」と思ったときに、気軽にご相談いただける場所でありたいと考えています。梅田からも近く、土曜日の夜19時まで、また日曜日も午前診療を行っているのは、忙しい方でも受診の機会を逃してほしくないという思いからです。

「この程度の症状で受診してもいいのかな?」と迷う必要はありません。その迷いが早期治療のチャンスを奪ってしまうかもしれません。私たちは脳の専門家として、科学的根拠に基づいた診断を行い、皆さんの不安に誠実に耳を傾けます。脳の健康を守り、健やかな毎日を送り続けるために、ぜひ私たちのクリニックを頼ってください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME